当事者の言葉から29点を『届けた側』から読む
駒沢が挙げたのは、シューターやセンターがオフボールで速く動くことだった。そこに合わせてドライブの隙間が生まれる、という本人の説明は、アシストを最後の一本のパスだけで捉えないための手がかりになる。クリーナーの29得点と駒沢の10アシストは、個々の数字として確認できる。ただし、全アシストの相手や得点経路まで特定できる資料ではない。
スニードも3ポイントを5本中4本決めた。外と中の得点役が同時に働いたことは記録で確かめられる。誰か一人が長くボールを持つ強さより、味方の動きを先回りする強さに、この日の滋賀を読む入口がある。
B.MANIAの視点30アシストを、守備の宿題で終わらせない
カレロHCはアシストの多さを目指すスタイルに結びつける一方、1対1の守備やディフェンスリバウンドを課題に挙げた。前半を61―48で終えながら、第3Qは19―21。得点力の確認が、そのまま40分間の完成を意味するわけではない。
次に見たいのは、流れが鈍る時間にもボールを確保し、同じ速さで味方へ渡せるか。これは編集部の観戦ポイントだ。華やかなアシスト数を継続可能なものにする仕事は、パスを出すより前の守備にもある。